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プリミティーヴォ
Primitivo

赤ワインのブドウ品種 ジンファンデル/プリミティーヴォ
起源:主にカリフォルニアで栽培されている、ジンファンデルは合衆国で大変人気のあるブドウ品種で、頻繁に全米の(All American)ブドウであると考えられています。実際には、この品種はイタリアのプリミティーヴォブドウと同じです。しかし、どちらのブドウも、15世紀からブドウが栽培されているクロアチアの「トリビドラッグ」という名前の古代品種のクローンです。このブドウは18世紀にイタリアに植え付けられ、早く熟すので「プリミティ―ヴォ」(初期のもの)と名付けられました。1829年にトリビドラッグは、生食用のテーブル・ブドウを栽培する意図でオーストリアからボストン(合衆国)に持ち込まれ、ゼンフェンダルと名付けられました。両品種の本当の起源を確立するために50年以上の研究が必要でした。しかし、2001年に研究者たちがクロアチアのブドウ園でトリビドラッグブドウの小さな畑を発見し、その後それらのブドウの共通の起源が確認されました。これによって、正式に共通の祖先が立証されました。
シノニム:主なものは、クルイェナック・カシュテランスキー、プラヴァッツ・ヴェリキ、プリミティーヴォ・ネロ、ウヴァ・ディ・コラート、ジン、ジンファルデル、ターラント、プリミティヴォ・ディ・マンドゥーリア、ジョイア・デル・コッレ・プリミティーヴォ、プリミティーヴォ・デル・マッシコです。
栽培国: シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールに次いで、ジンファンデルはカリフォルニアで4番目に多く植え付けられたブドウです。イタリアでのプリミティーヴォブドウ品種は、カリフォルニアでのジンファンデルと同等ではありません。このブドウは主にプーリアで栽培され、イタリアで栽培されている全てのブドウの2%未満しか占めていません。クロアチアでは、(古代ブドウ品種の)トリビドラッグはおよそ70ヘクタールでしか栽培されていません。オーストラリア、チリ、カナダ及び南アフリカでも、少量ですが栽培されています。

テイスト&ノート: 土壌とその他の栽培条件は、ブドウ品種から造られたワインのテイストと個性に強く影響を与えます。したがって、同じブドウ品種から造られたワインでも、栽培条件によってかなり異なる場合があります。カリフォルニアのジンファンデルワインは、ほとんどの場合、果実味が前面に感じられ、穏やかな酸味でまろやかな口当たり、アルコール度の高いフルボディであることが多いです。プリミティーヴォワインは、イタリア料理のために造られています。このワインは、パワフルでストレートな味わい、果実味が少なく、通常アルコール度が低く、構成がしっかりしています。ジンファンデルワインは成熟し、時間の経過とともに豊満になり、5年から8年間で最高の状態になります。このワインは、濃厚な風味豊かな食べ物とよく合います。概して、濃厚で複雑味のあるワインです。



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